マッドな世界 Madmax
ティナ・タナ― 死去
<追悼: ティナ・タナ― >↑ サンダードーム で「戦いの女王」を演じた ティナタナ―
歌手のイメージでしたが、ロックな表現力は役者としても通用し、怒りを戦いのパワーに変える迫真の演技が記憶に残ります。
「弱いものは生きていけない」
当時、彼女は夫からの壮絶なDVを受けていたそうですが、内在した 「生きる」パワーが、スクリーンに全開したようです。
大好きだったメルギブソン
主演の「マッドマックス」は、オーストラリア映画、広大な敷地を使い放題で、乾いた大地を疾走する、加速エンジンのチャージヤーを搭載した車が印象的でした。
監督は、大学の医学部を卒業したばかりのジョ−ジ・ミラー
病院で働きながら構想を練り、完成させた「超低予算映画」でした。
製作資金はわずか37万5000ドル!!
世界中で大ヒットを記録し、最終的に1億ドル以上の興行成績を叩き出しましたが、、「製作費と興行収入の差が最も大きい映画」として、ギネスブックに掲載されたことがあるほどです。
人が争い、食物が手に入らない世界
この映画をスクリーンで見たときは 「世界が平和」 でした。
今、熱波が襲い、地球が悲鳴を上げ続けている現在
車を駆って、大地をさまよい、食料を奪い合う、生きる場所を模索する
明日の自分たちの運命のように感じます。
戦い続けたティナが先に旅立ち 私たちはどんな世界を目にするのでしょう?
食料も、水も、燃料も・・・
争わなければ、何も手に入らない世界
一人一人が自覚し、大切にしていかなければ
MadMax 狂気の世界は 他人事では無い日が迫っています。
彼ら 二人が残してくれた教訓 考えたく思います。
「映画が大好き♪」 です。